通訳案内士試験(フランス語)5

語学エッセイを読んで、気持ちを新たにする。

今年に入って2カ月が経過しました。仕事の忙しさにかまけて、試験準備が順調に進まないとこもあります。そんな時は、語学のエッセイを読んで自分の気持ちをリフレッシュするに限ります。私は高校生の時に、英語を勉強する際、どうしても無味乾燥な英単語の暗記や文法の本を読むのを後回にしてしまいがちでした。当時、NHKラジオの英語会話を担当されていた東後勝明先生が出版された「英語ひとすじの道」を読んで、怠け心を鼓舞していたことを思い出します。

社会人になって、2度の海外赴任を終えて帰国後、英語をもう少し幅広く学んでみようと英検1級にチャレンジしてみました。仕事が忙しい時期でもあったので、試験に備えた勉強をなかなか始められなかったのですが、その頃、妻がNHKの英語講座を聞いていて、岩村圭南先生のエッセイ「英語をめぐる冒険」を購入していました。私も読んでみましたが、英語オタクの圭南先生が自ら編み出したトレーニング法を駆使して、英語の道を登って行く姿に勇気づけられました。

フランス語の先生の本は、よく知らないのですが、最近ではロシア語の黒田龍之助先生の「ロシア語だけの青春」を読んで以降、黒田先生の語学エッセイをよく読むようになりました。その中に、「寝るまえ5分の外国語」というタイトルの語学書書評集があります。黒田先生が語学書の書評をしていく、なんとも変わった内容なのですが、様々な言語の語学書が取り上げられています。さすが、語学好きの黒田先生ですので、もちろんフランス語の本も紹介されています。白水社から出ている本ですから、白水社の語学書が中心なのは致し方ないとしても、十分に楽しめて、伸び悩んだ時に、語学を続けていく勇気を与えてくれる本でした。

ディコ仏和辞典も、この本で紹介されていて、購入に至りました。上で紹介した3人の先生は、それぞれ語学の研究者かつ先生となられた方々ですが、ティーンエージャーの頃から語学を愛し、様々な方法を自ら考案して取り組まれてきた点は、自分にも共通するものですから、とても共感が持てて、今もその著書を時々読み返しては、語学に向き合う姿勢を正してくれるような気がしています。

1年という長丁場ですので、どうしても中だるみの時期が1度や2度訪れると思いますが、そんな時に、語学エッセイをを読んで、心を奮い立たせていければと考えています。


寝るまえ5分の外国語 語学書書評集 [ 黒田 龍之助 ]

価格:2,090円
(2022/3/6 16:59時点)
感想(0件)


返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です