通訳案内士試験(フランス語)9

クリス・ベアルド 著 「フランス語作文ラボ」 白水社

いくら例文を沢山覚えても、覚えたとおりの文章を話す機会はほとんどないと思います。特に面接試験の場合、臨機応変に自分の言いたいことを伝えることができないと、会話がかみ合わず、即アウトとなるか、気まずい雰囲気の中、時間が経過するかもしれません。

ならば、どうするのか。少なくとも、言いたいことを、簡単な日本語に分解して、それをフランス語に訳せるようになっておきたいものです。かくいう私も、まだまだ自信がありませんが、そこは練習あるのみ。といっても、常にネイティヴと話ができる環境にないので、やはり頼りになる書籍が必要です。

フランス語作文の本は、今まで何冊も買いました。買うだけでなく、実際に作文を行い、答え合わせをしてきましたが、いつも、自分が作った作文は“はずれ”という印象で、回答例にいっこうに近づくことができず、やればやるほど自信喪失というパターンに陥っていました。

そんな時に、本書に出会いました。第1課 つもり、第2課 知る・知っている(1)、第4課 思う(1) ~ 第40課 合う・合わない。40課もあるので、1日1課を目標に、仕事帰りに職場の休憩室で30分ほど勉強しています。答え合わせをすると、自作のフランス語とは比べ物にならない模範解答が例示されているのですが、繰り返して練習している内に、段々と模範解答に近づいている、あるいは、少なくとも意味の通る文章にはなってきていると実感できています。

もちろん、こんな発想、ネイティヴでないと無理じゃないの、と思う訳例もありますが、半分以上は、自分でも書けそうなフランス語です。ようやく、自分に合う本に巡り会えたようです。まだ、口頭試験までは半年あるので、何回も本書を繰り返して、とりあえず、言いたいことは簡単なフランス語にできるようにしていきたいと考えています。(完)



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