通訳問題の練習
2次試験では、プレゼンテーション以外に通訳問題が出されます。日本語で話される文章をメモ書きして、それを逐次通訳する問題のようです。2013年から2021年までの過去問をインターネットから入手しました。英語で受験された方が記載したブログでしたので、解答例も英語になっています。
フランス語で受験された方のサイトを見つけられなかったので、とりあえず、過去問の日本語文をエクセルの表に書き写して、整理しました。見た限り、通訳問題の文章は年々、長く複雑になっているように思えます。口頭試験なので、1問ずつ、日本語文を音読してスマホに録音しました。
また、解答は自分で用意しないといけないので、とりあえず、エクセルに写した日本語文の下のセルに、インターネットの翻訳サイト「DeepL翻訳」で機械的に翻訳したフランス語文を貼り付けておきました。作業は8月末ぐらいまでに終了させ、9月の1ヶ月間は、このエクセルファイルを見ないようにして、内容を忘れるように努めました。努力しないでも、すぐ忘れましたが。
10月になって、いよいよ練習開始です。2013年の問題から、1日1個、耳で日本語文を2回聞いて、メモ書きしたものベースに、口頭でフランス語に訳していきました。慣れないせいか、きちんとメモをとることが難しいです。数字なんかは意識してメモしますが、文章全体を要領よく、必要情報を漏らさずに、メモできません。これも慣れが必要なのでしょう。
海外向けの営業を担当していた際は、英語で通訳をすることもよくありましたが、当時は、聞いた日本語を、頭の中で瞬時に整理して、細かい情報まで覚えていたと思います。50代になって、こういう面でも記憶力の低下を感じました。しかし、練習あるのみでしょう。とにかく、毎日続けています。口頭でフランス語を話した後、紙に書き下してから機械翻訳したフランス語文を見て、比較します。
使っている単語は、そこそこ一致していても、文章はやはり、機械翻訳の方が上手に作られています。自分では添削せずに、書き下したフランス語を、フランス語レッスンの際に、先生に見てもらって、当方のレベルで、使える正しい表現に修正してもらっています。段々と、成長しているのを感じられるので、この訓練は自分に合っているようです。(了)
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