佐々木康二シェフが「不易流行」のコンセプトの下、提供するフランス料理のレストランです。中之島で働いていた頃、昼休みに時々、淀屋橋のODONAのビルまできてインディアンカレーや旬’sの串カツなどを食べていました。ビルの2階に本屋さんがあり、立ち読みしながら一休みすることが多かったのですが、その本屋と通路一本隔てたところにシックなレストランがあり、気になっていました。
ある時、レストラン予約サイト「一休」を眺めていたら、このフランス料理店「プレスキル」が目に入り、とりあえず、週末のランチで行ってみることにしました。値段はそこそこするので、いきなり夜行くまでの度胸も、根性もありませんでした。ランチに行ってみると、こんな味付けの料理があるんだと、各皿に感動したことを覚えています。演出も良かったので、年に数回ランチをしに行っていました。
今年4月にあるイベントで、ディナーを食べる機会がありました。最近はビールもアルコールもやめているので、どうしようかと考えていたのですが、食前酒のみノンアルコールのスパークリング・ロゼを注文しましたが、その後は、白のグラスワインと、赤のグラスワインを注文しました。料理の数が多いのと、合計3時間以上かけてのディナーでしたので、たった2杯のワインでしたが、最近飲んでいないこともあり、顔は赤らんだようです。
それぞれの料理は写真を見ていただければと思います。味の解説は上手ではないので割愛しますが、今回はチーズもサーブしくれました。フランスの青黴チーズといえばロックフォールしか知らなかったのですが、今回いただいた青カビチーズは、そんなにピリピリせず、お腹に優しかったと思います。食後にお腹を下すこともなく、マイルドなチーズでした。
大阪はB級グルメの印象が強いのですが、フランス料理、イタリア料理も、庶民的なものから高級なものまでたくさんあります。大阪の食の幅の広さをみなさんにも楽しんでいただければ幸いです。(終わり)