本宮から秋宮に向かう道中、諏訪湖沿いを進みました。季節がちょうどよく、東京や大阪ではほぼ散ってしまった桜が、ここでは満開のタイミングでした。諏訪湖を見るのは初めてです。いままで、何度も塩尻から甲府にJRの特急を乗ったはずなのに訪れる機会がありませんでした。
運転手さんによると、温暖化の影響で、ここ何年も御神渡り(諏訪湖の湖水が結氷し、そこに神様が、お通りになったような跡ができる)を見ることができないそうです。湖水が結氷するのは、マイナス10度以下の気温が、20日程度続かないといけないらしく、我々の世代が生きている間はもう見られないのかもしれません。
秋宮に到着すると、目の前の鳥居周辺は工事中でした。それほど参拝客は多くなく、静かな雰囲気でお参りすることができました。御柱を含め、お参りをしてから御朱印をいただきました。今回持参した御朱印帳は熊野本宮大社で購入したもので、熊野三山をはじめ由緒ある寺社の御朱印をいただいています。
秋宮から春宮には徒歩で行くことにしました。このルートは中山道と重なっており、途中、本陣もありました。立ち寄っている時間はないので、そのまま通過しましたが、道中、桜が満開で、心地よく歩くことができました。中山道沿いなので、古い趣を残した建物もいくつか残っていました。中山道が外国人訪日客に人気なのが、わかります。(つづく)
御城印