報徳二宮神社@神奈川県

東京出張の際、途中下車して小田原城を訪問したことがあります。その際、隣にある報徳二宮神社も参拝しました。二宮神社は方々にあると思うのですが、この神社の由緒によると、「明治27年(1894)4月、二宮尊徳翁の教えを慕う6カ国(伊豆、三河、遠江、駿河、甲斐、相模)の報徳社の総意により、翁を御祭神として、生誕地である小田原の、小田原城二の丸小峰曲輪の一角に神社が創建されました。明治42年本殿・幣殿を新築、拝殿を改築し、神宛を拡張し現在の社地の景観を整えました。平成6年(1994)には創建百年記念奉告祭を斎行して今日に至っている」ということです。

私のように40年以上前に小学校を卒業した人間は、二宮金次郎の名前の方が馴染みが深く、小学校の校庭の脇に薪を背負って、本を読む姿の金次郎の小さな像があったのを覚えています。この神社では、大人、いや老齢になった二宮さんの像があり、本というより帳面片手に何か考え事をされているような姿です。

時々、テレビ番組で、二宮金次郎のその後を調べる企画を見ることがありますが、人々のために尽力されたことを伝えるものが多いと思います。今回、この神社を訪れて、二宮さんが地元の人々に尊敬を受け、最後は神にまでお祀りされたのだと初めて知りました。本人も、まさか自分が神様になるとは思っていなかったと思いますが、これは皆様の感謝の印だったのでしょう。

私も尊徳翁の勤勉さにあやかり、日々コツコツ学び、社会に還元できるようお祈りしてきました。(終)森田達也


御朱印


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