上田城@長野県上田市 日本100名城

去年の7月、暑い中でしたが長野県上田市を訪れ、戦国時代の真田氏の城、上田城を見てきました。往時の真田氏の建物がそのまま残っているわけではないのですが、石垣やお城の縄張り等、徳川家康を撃退し、退却させた城がどのようなものだったのか、城跡から頭の中で想像しながら歩いてきました。

どこのお城の石垣にもあるのでしょうか、大きな石が嵌め込まれ伝説が付けられています。ここにも真田石と呼ばれる大きな石が嵌め込まれていました。名古屋城には加藤清正の石と呼ばれる大きな石がありますし、大坂城にも徳川時代に持ち込まれたと思いますが、石についたシミがタコの形を想像させると言われる重量100トンを越す石が嵌め込まれているのは、ご存知の方も多いと思います。

この上田城、かつて本丸には7基の櫓があったそうです。現存するのは西櫓、南櫓、北櫓の3基のみで、仙石氏の時代のものです。西櫓の前には、真田信繁(幸村)の像が立っています。六文銭の家紋はいつ見ても格好いいですね。私は、この場所にある真田神社で、六文銭がデザインされた御朱印帳をつい買ってしまいました。

やっぱり、真田の城ですから防御も堅かったのだろうと想像していましたが、西櫓と南櫓の石垣の下には、かつては川が流れていて、天然の水堀として機能していたそうです。そこの石垣の下から眺めると、やはり高くて攻め難い城だったろうと推察されます。かつての堀跡をたどりながら周囲を歩いてみました。私は大阪出身なので、大坂の陣で最後まで闘ってくれた真田信繁には、思い入れも強く、彼が活躍した地を改めて訪れることができたことに感謝しました。(終)森田達也


御城印


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