プライベートレッスンを何度かこなしましたが、コロナ禍で一番苦労するのは、先生の話していることを聞き取るのが非常に難しいことです。ヒアリング力の問題と言ってしまえばそれまでなのですが、物理的な障害があります。
1つ目はマスクです。先生の口元が見えないため、純粋に音だけで理解する必要があるのですが、その音もマスクによってこもってしまいます。普段は意識していないのですが、外国語を習う際は、必ず先生の口の形がどう動いているかを見て、自分も真似ていたんだと改めて感じました。赤ちゃんが母国語を習得するときにも、話しかける人の口元を見て、真似をすると聞いたことがあります。だからと言って、オンラインで受講すると、口元は見えるのですが、コミュニケーションがさらに難しくなります。なかなか解決策が見つからないです。
2つ目の課題は、先生と生徒との間にあるアクリル板です。これって、ウィルスが飛ばないようしているだけでなく、声の空気振動も止めてしまうため、先生の声も聞こえにくくなります。どうにかならないかと思うのですが、さすがに、行政の指針に従っておられるので、アクリル板を外していただくこともできません。困った問題です。
兎にも角にも、物理的障害があっても聞き取れるようにならないといけないと自らを鼓舞しています。最近のレッスンでは、フランス人の先生から、話すときの息継ぎについてアドバイスをいただきました。前回は、ゆっくり長く引っ張って話すように言われましたが、あまりに引き伸ばしていると息が続かなくなります。
先生曰く、フランス語は言葉を切らずに続けていくが、3音から5音ぐらいの長さで切ればいいと言われました。7音とかまで伸ばすことはないそうです。言うは易し、行うは難しで、指定された文章を何度か発音しましたが、どこで切るかは、まだまだ自分のものになっていません。先は長そうです。
現在は、翻訳問題対策として日本語の文章を即座にフランス語訳する訓練をしています。これに慣れないと、試験の初っ端でアウトになりそうなので、8月いっぱいはこの練習を続けようと考えています。
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