武田神社から甲府駅までバスで戻ってきて、甲府城へ向かいました。まず、JRの線路の北側にある山手御門のエリアで、ここには平成に入ってから復元された立派な山手渡櫓門が建っています。櫓門の中は展示室になっていて
発掘調査で出土した瓦や陶磁器、また、渡櫓門のミニチュア模型などが展示されていました。
そこから徒歩で線路を超えて、甲府城(舞鶴城)の跡地まで行きました。石垣の横の通路を登っていくと、舞鶴城公園に入ります。ビジネスで来ていた時は、この公園の南側にある賑やかなエリアで宿泊し、海外からのお客様を食事に連れて行ってました。たまに、休日を挟んでの甲府出張の際は、レンタカーを借りて、お客様を昇仙峡や富士山の見えるエリアまで案内していましたが、はずかしながら、甲府城の跡地に足を踏み入れたのは、今回が初めてでした。
やはり、興味が無いというのは恐ろしいことで、近くに重要な史跡があっても、まったく見もせず、振れもせず、何とも思わないで過ごしてしまうものです。さて、甲府城は、石垣、復元された鉄門(くろがねもん)、1664年建築の稲荷櫓などの見どころがあります。
私も天守台まで徒歩で登っていきました。そこから見る甲府の風景は、十数年前と大きく変わっていませんでした。富士山も見ることができました。前日は東京へ向かう新幹線から富士山を見ましたが、この日は反対側の富士山を
眺めることができて、すごく得した気分でした。
城を後にして、甲府駅に戻る際、駅前の一本道を久々に歩きました。そこには、新入社員時代に同期と食べに行った、甲府名物「ほうとう」のお店、小作もあり懐かしく感じました。次の電車時間が迫っていたので、今回はお預けですが、かつてと変わらぬ風景に安心したような気持になりました。(終)
御城印