幕張で研修があり、2泊3日で行きました。最終日は昼までで研修が終わったため、この機会にお城を2つ巡ることにしました。最初に行ったのは、京成本線「大佐倉」駅から徒歩5分と聞いていた続日本100名城の1つ、本佐倉城です。大佐倉駅に着きましたが、周りは畑の一帯で、どう歩けば良いのか少し戸惑いました。
5分では辿り着けそうにないと思いながら、お城跡と思しきところを目指して歩きました。このお城は本によると、鎌倉時代から下総守護を世襲してきた千葉氏が、文明年間(1469〜87)に千葉輔胤が本佐倉城を築城して本拠を移し、城と城下は、三代勝胤の時に最盛期を迎え、下総の中心地となったそうです。ただ、秀吉の小田原平定では北条氏に味方して滅亡したので、今は、城跡が残るのみのようです。
お城跡近くまできましたが、今回は出張帰りなのでスーツとドレスシューズのままです。歩きにくい中を小高い部分を目指して登っていきます。城跡に入ると、やはり侵入者を阻むように作られており、どういう風に攻め、どんな風に守るのだろうと想像しながら歩いていました。ようやく、案内所の建物があり、続100名城のスタンプをいただきました。そこから見るお城跡は東山馬場にあたる場所ですが、今は、草の上に千葉氏の家紋月星紋が付いた盾が並べられています。かつては、ここも侵入者を阻むために兵士が並んでいたのでしょうか。
時間がそれほど無かったため、ガイドさんに案内をお願いすることなく、自ら歩いて回りました。天守のないお城に来るのは何回目かになりますが、まだまだ楽しむまでには知識がないので、今回も色々歩き回って、実際に登った降りたりしながら、往時の兵達の行動を体感していました。当然、櫓や物見台などもあったと思いますが、今となっては想像するだけなので、いかに想像力を発揮できるかが、城跡楽しむコツなんだろうと思いました。(終)森田達也
御城印