最近の年末、あるいは8月の誕生日の定番になってきましたが、よく行っているのが、大阪の西梅田にあるモード・ディ・ポンテベッキオ。本店のポンテベッキオは北浜の証券取引所のところにありますが、当方は西梅田のこちらのレストランに行く方が多いです。名前の通り、イタリアレストランです。
ポンテベッキオって最初はなんだかわからなかったのですが、イタリアのフィレンツェを2010年に20年ぶりに再訪する機会があり、その際、あの有名なベッキオ橋のことなんだと理解しました。遅すぎますね。大学生3年生の夏休み、1990年7月中旬から8月末まで、ユーレイルパス(西欧の鉄道乗り放題のチケット)を使って、欧州を旅したことがありました。その時に初めてイタリアも訪れ、フィレンツェにも行きました。記憶が定かではないのですが、手元に残っている写真を見る限り、ドゥオーモに登ったり、美術品を見たり、ピサに行って斜塔を見てきたようです。
2010年の再訪時は、ウフィッチ美術館だけでなく、川を越えてピッティ宮殿でラファエロの聖母の絵を見にいきましたので、しっかりベッキオ橋を通って川を越えました。今でこそ、橋の上では装飾品が売られていますが、遠い昔には橋の上で肉が売られていたと聞きます。おそらく、血やナマモノの廃棄物を川に流していたのかも知れません。
さて、このレストランですが、さすがに大阪を代表するイタリアンなので、味は申し分ないです。特にパスタが好きで、量も多すぎてメインまでにお腹いっぱいになることもなく、適量で最後まで美味しくいただくことができます。そこは、実際に行ってみて体験してください。
最近、口直しやデザートを食卓のそばで作る実演をするレストランが多いですが、こちらでも液化窒素をつかってシャーベットを作ってくれました。ヒンヤリとした冷気が卓上に溢れてくるのですが、贅沢な雰囲気がします。是非一度、お試しください。(終)森田達也