明石城@兵庫県明石市

神戸で海外研修生に対し講義を日曜日の午前中行う機会があり、その後、一足伸ばして明石市まで行きました。今までJRの駅のホームからしか見たことのない明石城の櫓に入ってみることにしました。明石駅は姫路城の帰りに素通りしてしまう駅で、今までに降りたのは2回程度です。その時も、某飲料メーカーの工場長をしていた知人を訪ねた際、あるいは、某重工業に勤める大学同期と会食したぐらいで、お城とは無縁でした。

今回は、お城が目当てですので、100名城の解説本で予習しておきました。解説本によると、「明石城は大坂夏の陣で豊臣氏が滅び、一国一城令が下されてから4年後に完成した城である。築城者は小笠原忠政だが、築城を命じたのは2代将軍徳川秀忠で、秀忠はまだ西国の諸大名に対する警戒心を解いてはいなかった」そうです。

駅から見ると、長い石垣の左右の端に2つの3層の櫓が建っています。左が坤櫓、右が巽櫓。この2つの櫓は阪神淡路大震災で被災しましたが、修理工事は終了しています。今回は、右側の巽櫓、そして左側の坤櫓の中に入ってみました。櫓内は資料展示があり、ボランティアガイドらしき人が、解説をしてくれるようですが、特にお願いすることもなく、淡々と見終わって出てきました。

櫓を見た後、天守台に行ってみました。ここに天守はありませんが、天守台自体は立派な大きさです。解説本によると熊本城の天守台に匹敵する大きさだそうです。何もないので、逆に想像の中で往時を偲ばせてくれるようにも感じました。一通り見学を終えてから、腹ごしらえに明石焼の店を探すことにしました。大阪出身の私ですが、それほど粉なものを食べません。ただ、明石まで来たので、本場の明石焼を食べて帰路につきました。(終)森田達也


御城印


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