名古屋城@愛知県名古屋市 日本100名城

東京出張の帰り、いつもより早い新幹線に乗って名古屋で途中下車しました。出席する会合まで時間があるので、今回初めて名古屋城を見学してきました。尾張徳川家の居城ですから、市街地からのアクセスもよく、すぐに到着して登城開始です。平日の午前なので人もまばら、来ているのは、ほとんどが訪日外国人の方々か、私のような出張ついでに来ているサラリーマンでした。最近のサラリーマンは、出張の合間に教養を高める活動をしているんだなと、感心しました。

今回のメインは、やはり復元された本丸御殿です。現在、天守の中には入れないのは残念ですが、美しい金箔が張り込められた内装は圧巻です。京都の二条城も、内装が新しい襖絵になったので、同じように金箔が輝いていますが、こちらの方が虎の絵が多いのかなと印象を受けました。数えてないので、正確なところは分かりません。

解説本を読んでこなかったので、深いところまではわからないのですが、ところどころで解説をされているガイドさんの話を立ち聞きしながら、順路を辿っていきました。まあ、大体の絵のモチーフと意味するところは、理解できました。名古屋城は、第二次大戦で消失するまで存在したと聞くと、非常に残念な気持ちになります。都市の中心にあると、やはり戦火は免れないものですね。

本丸御殿を見学した後、天守の周りを巡ってみました。やっぱり大きいですね。西国諸大名への警戒心が、そうとう強かったのでしょう。徳川にとって、名古屋城は、西から攻め上がってくる陣営を叩き潰す拠点のはずだったのでしょうが、幕末には全くその機能を果たさなかったのは、家康にとって大きな誤算だったのでしょうか。

ここにもありました。石垣の中の大きな鏡石。加藤清正の石と呼ばれています。大坂城の蛸石に比べると少し小粒な感じが否めませんが、普請を請け負わされた大名は、せめて何か痕跡を残したかったのでしょう。興味深い見学を終えて仕事の会合に向かいました。(終)森田達也


御城印


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