通訳案内士試験(フランス語)3

毎日の音読の練習

フランス語の口を作るというと変ですが、以前、「英語口」という本が出ていました。フランス語の口頭試験を受けるには、やはりフランス語用の口を作ることが先決です。まあ、フランス語の発音と話をすることに慣れることという意味ですが、それには毎日のトレーニングとして、実際にフランス語を発音する必要があります。

私が毎日行っている練習は、「フランス人が日本人によく聞く100の質問」を使ったものです。5年ぐらい前に、この本と出合ってから、2回ぐらい全体を通じて読んだことがあります。ただ単に音読をしていただけなので、残念ながら記憶に残っている文章は少ないです。

そこで今回は、約20ぐらいの文章を選んで、今年の年初から週ごとに1つの文書を何回も声に出して読んでいくという方針にしました。「四季の区別はありますか?」「日本人はどのように挨拶をしますか」「新幹線はどこを走っていますか」などのトピックを選んで、月曜日から金曜日まで、同一のトピックのフランス文を1日5回繰り返して音読します。覚えることは難しいですが、知らない単語は辞書を引いて確認しておきます。

土曜日にフランス文と、その日本語訳文をそれぞれ、携帯電話の音声メモに自分の声で録音します。残念ながら本書にはCDがついていないのでネイティヴの発音を聞くことは出来ませんが、自分の声を録音して聞くことで、自らの発音の癖や、どこが発音しずらい、あるいは聞く人にとって聞きにくいかが明らかになると思います。

録音したものは、その後、時間がある時に聞いてみます。フランス語の文を聴くときは、なるだけシャドーイング(録音に遅れないようにして、聞こえてきたフランス語の文を発音します。)するようにしています。いずれは、日本語文を聴いて、間髪入れずにフランス語文を発音できるようになればいいのですが、最初から欲張ると続かないので、気楽にできるところから行っています。

私は、仕事で英語のプレゼンをすることが多かったため、自らの声を録音して聞き返して、話すスピードや聞き取りにくい部分の修正、声の大きさなどの調整を行っていたので、自分の声を聴くことに慣れていますが、慣れるまでは、自分の声を聴くことは少し照れくさいかもしれません。でも、すぐに乗り越えられると思うので、お試しください。(完)



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